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2015年2月 5日 (木)

【大会レポ】第64回別府大分毎日マラソン〜初めての別大2015ダイジェスト版〜

ぐらんどばんです。

2月1日日曜日。
「別府大分毎日マラソン(以下、別大)」を走ってきました。

初めてのフルマラソンから3年。
自分が出場資格の厳しいエリートレースに出るなんて。
そのために生まれて初めて九州に行くなんて。
信じられない思いでいっぱいです。

大会前日に大分入り。
受付会場であるビーコンプラザまでの移動中、雨や強風で天気は荒れ模様。
しかし大会当日は気温7度、晴れ時々曇り、風もそれほど強くなく絶好のコンディション。

スタート地点はうみたまご。
11時30分にプレラインナップ。ゼッケン番号順に綺麗に整列します。

別大はエントリー時に提出した記録証のタイム順にゼッケンが決められます。
自分の前には約3000人ですが、後ろには500人ほどしかいません。
参加費、更衣室、待機場所、スタート位置など、実力に応じて格差がつくのも
エリート大会の醍醐味ですね。

12時ちょうどに号砲。
意外だったのはスタート地点が近づくにつれ、バンザイしたり両手を振ってる人の多い事。
大都市マラソンではよく見かけますが、こんなシリアスな大会でもお祭り気分の人もいるんだなぁ
と不思議に感じました。

でも初参加の自分にはそんな気持ちの余裕はありません。
なぜなら厳しい関門が気になっていたからです。
別大では10km地点以降に関門があり、キロ5分ペースをオーバーすれば収容バス行きです。

最初の10km地点の関門は50分以内。
普通に走れば問題ないはずですが、スタート地点通過までのロスが約1分。渋滞もしています。
のんびり走ってる暇はありません。

今回はキロ4分半ペースで行こうと決めていました。
昨年PBを出した前橋渋川シティマラソンの設定ペースとほぼ同じ。
自分よりも若いゼッケン番号、つまり持ちタイムの速い選手をパスしていきます。

最初の5km通過は24分06秒。
スタートロスと渋滞で設定ペースからは約1分半の遅れです。

緩やかな弧を描く海岸線を走りぬけていくと中央分離帯の反対側をトップランナーが通過していきました。
自分も9kmで折り返し。

10km通過は46分37秒。5kmLAPは22分31秒。設定ペース通りです。
でも関門の50分まで残り3分半弱。
自分が走ってきた反対車線はすでに交通規制は解除され普通に車が走っています。
まるで火のついた導火線が後ろから迫ってくるよう。
気を緩めるわけにはいきません。

その後のLAPは22分28秒(15km地点)、22分35秒(20km地点)
とほぼ設定どおりの4分半ペースをキープ。

中間地点(ハーフ)通過は1時間36分40秒。
PBを出した前橋渋川シティマラソンのときよりも1分ほど速い通過タイム。
このまま行ければPB更新が見えてきます。

ところがコースがきつくなるのはこの後でした。
道路がバンクになっており、右足と左足で高さの違う道路が右に左に現れます。
重心のかけ方が難しく、ランナーは斜面に逆らう形で走らなければなりません。

次の5kmLAPは23分03秒(25km地点)。
タイムの落ち込みは最小限でしたが、足へのダメージは蓄積されていたようでした。

26km付近でゴール目前のトップ選手が反対車線を通過。
電光掲示板のタイムは約2時間でした。

給水を取るためにペースダウン。
その直後に現れた壁のような弁天大橋。
ペースがガクンと落ちました。
下りで勢いとつけようと試みますがペースが戻ってきません。

次の5kmLAPは23分44秒(30km地点)。
ペースは落ちたものの、このペースで行ければPB更新の望みはまだありました。

でも、それはできませんでした。
35km通過の5kmLAPは25分40秒。
レッドゾーンに突入。
売り切れてしまった足はキロ5分ペースを維持することも難しくなっていたのでした。
まだ7kmも残っているのにこのままペースダウンが続けば、
最低限の目標である完走すらできないかもしれません。
周囲には歩いたり、立ち止まったりしているランナーもちらほら。
止まったら終わりだと考えていました。

別大は女子ランナーの参加が少ないため、女子ランナーには声援が集まります。
彼女たちが受ける声援を朦朧とした意識で聞きながら走り続けます。

次の5kmLAPは25分55秒(40km地点)。
ペースの落ち込みを最小限に食い止めてますが、キロ5分オーバーは当然借金ペース。
でも完走は見えてきました。
あと2km。

競技場に入ると苦しさよりも喜びが込み上げてきます。
ここを1周すれば半年前から計画していた別大のゴールです。
ラストスパートよりも一歩一歩を噛みしめながらゴールに向かいました。
そしてゴール。タイムは3時間21分15秒。
自己ベストにすら及びませんが、別大を規定時間内に最後まで走り切った事は大変いい思い出になりました。
そして悔しさも湧いてきました。
痛みもエネルギー切れもないのにペースダウンしたのは不摂生と練習不足。
次回挑戦するときは導火線ランナーから卒業します!

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2015年2月 4日 (水)

【大会レポ】第64回別府大分毎日マラソン④

ぐらんどばんです。初めての別大レポ(レース編④)完結です。

足はどこも痛くない。痙攣もしていない。
息だって乱れていない。
エネルギー補給もしてきたし、水も飲んだはず。
だけどスピードが落ちた。

気力減退?
肉体疲労?

出場しているランナーのほとんどは自分よりも速い。
少しでもペースが落ちようものなら、どどっと抜かされる。

「41番がんばれー」と声援がとぶ。

No.2041
小柄な白いウェアの女子ランナーにズバッと抜かされる。
何となく見覚えがあるゼッケンだ。

それもそのはず。
女子ランナーは全員、自分より前からスタートしているので
抜かされるということは、自分が一度抜いたランナーに抜き返されているのだ。
女子はゼッケンが2001番からだから、かなりの実力者とみた。

よし・・・
この女子について行こう!

しかし!
そんな考えを打ち砕くかのように、彼女はどんどんと先へ。

・・・あっと言う間にふられた。
せつないぜ。

35k    02:44:07 5kmLAP 25:40(5'08s/km)

キロ5分オーバー。
坂道を転げ落ちるように、ついに赤字に転落!
完走に赤信号。
ここまで来て完走しないなんてありえないぞ。
踏みとどまれ、自分。

頭がぐるぐるする中、全身真っ黒なウェアに身を包んだ女子ランナーに抜かされる。

No.2097

女子では中位だ。
今度こそがんばってついて行くぞ。

彼女の走りは完全なピッチ走法。
終盤だからかもしれないが、ストライドが狭く、体の上下動が少なく
左右にもぶれていない。

つかず離れずの状態でついていく。

39キロ付近、見覚えのあるゼッケンが見える。

No.2041
白いウェアの女子ランナー。
ふられたマドンナと再会。

後ろ姿しか確認できないが、道路わきを走っており、苦しさが伝わってくる。

女子が別大を完走するのは大変な事だろう。
心の中で彼女の幸せ(?)を祈りつつ、再び抜き返す。

そして

コースは40キロ手前で左折。

ここで黒いウェアの女子ランナー、No.2097をパス。

40k   03:10:02 5kmLAP 25:55(5'11s/km)
(参考:No2097の40k通過time 03:10:07)

気を緩めればまた抜かし返されてしまう。

最後の気力を振り絞る。

「あと1km」

ゴールはまだ見えない。

あと少し・・・

見えた!
大分市営陸上競技場。

トラックに入る。

時計は3時間20分になろうとしている。

スパートはしなかった。
別大のラストをゆっくりと噛みしめたかった。

そのままゴール。
タイムは3時間21分15秒(グロス)

こうして自分の初めての別大は終わった。

安堵感半分、悔しさ半分。

ここでならもっといいタイムで走れたと思う。
そのためには、走りこみと体重をもっと絞る必要があった。
やるべきことをやらないとPBは更新できないですね。
Photo_9

------------>
<データ>
男子完走者 2669人(3521人中)
女子完走者 134人( 221人中)

ばんの順位は2142位

※順位は男女別なので、女子とも比較
 自分よりも速かった女子 64名
 女子64位 3:20:54
 女子65位 3:21:31(No.2097さん)

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2015年2月 3日 (火)

【大会レポ】第64回別府大分毎日マラソン③

ぐらんどばんです。初めての別大レポ(レース編③)です。

別府駅前通過。
別府タワーが見える。
土曜日はここからシャトルバスで受付会場のビーコンプラザに向かった。
数少ない見覚えのある景色を見て、少しだけ気が休まる。

15km通過 1時間09分05秒 5kmLAP 22'28(4'30s/km)

前を行くランナーのゼッケンを見ながら、
自分より若い番号、つまり持ちタイムが上のペースメーカーを物色する。
でも、後ろにつくと必ずと言っていいほどペースが落ちる。
そのたびにそのランナーをパスして前へ。
この繰り返し。

スタート地点のうみたまご前を通過。
ペースは一定だが、無理に合わせている感じ。
何となくリズムに乗れていないモヤモヤ感。

しばらく進むと中間地点。
ここでザパスピットインリキッドを摂取。
この濃厚さにも慣れてきた。

20k    01:31:40 5kmLAP 22:35 (4'31s/km)
21.0975k    01:36:40        (4'33s/km)

スタートロスの1分半を取り返したわけじゃないが、
つくば(1時間33分44秒)と前橋渋川(1時間37分57秒)の間だし
このまま行ければ3時間15分切り、と皮算用。
しかし、そんな甘い見通しは打ち砕かれる事になる。

このあたりから別大名物「バンク道路」。
左右に傾いた道路がまっすぐに伸びている。
バンクはずっと同じではなく、傾きが逆になったり、傾斜がきつくなったり。
右足と左足の高さが違うので、重心を前にかけにくい。
何だか突っ張ったような走りになる。

それともう一つ。
日がやや陰り、手が冷たくなってきた。
ポーチに入れていた手袋を再び装着。

25k      01:54:43 5kmLAP 23:03 (4'36s/km)

微妙にペースが落ちた。

26~27km付近で再びトップの選手とすれ違う。
中央分離帯の向こう側を電光掲示板をつけた車が通過。
経過時間は2時間。
もうじきゴールなのだろう。

給水ポイントに立ち寄る。
水を飲み、走り出すと目の前に壁のような弁天大橋。
距離は短いが、給水でペースをゆるめてしまったのでスピードが乗らない。

30k02:18:27 5kmLAP 23:44(4'44s/km)

30kmの壁が現れた。
コマンド>?

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2015年2月 2日 (月)

【大会レポ】第64回別府大分毎日マラソン②

ぐらんどばんです。初めての別大レポ(レース編②)です。

ここでグリッドを簡単におさらい。
まず先頭は国内と海外の招待選手9名。

その後ろにエリート軍団、カテゴリー1。
公認記録で2時間30分以内の記録をもつランナーたち91名。
ちなみに招待選手とカテゴリー1のランナーまでが
「スペシャルドリンク」を置くことができる。

その後ろがサブ3クラス、カテゴリー2(男子)。
一般ランナーはここに入るのが一つの目標。

女子選手は全員、男子カテゴリー2の後ろ。
男女のブロックが明確に区別されてて、女子で速い選手でも
男子の後ろというのは気の毒だけど、別大に一般女子の参加が
認められたのは2011年からとの事。
成績や参加人数次第で、今後は変わっていくかも?

一般ランナー、カテゴリー3が並ぶのはその後ろ。
陸連登録しているランナーが先に並ぶ。

さらに後ろ、自分が参加するカテゴリー3(陸連未登録)が最後。
自分は陸連未登録組のまん中あたり。
申告タイムじゃなく2年以内の成績順(記録証)なので、文句は言えない。

そうこうしているうちにスタートが迫る。
場内アナウンスが聞こえる。
「1分前・・・30秒前・・・20秒前・・・10秒前」

12時に号砲。別大マラソンがスタート!

スタート地点までのロスタイムは58秒。
約1分のハンデ。
ランナーの流れに乗ってはいるものの渋滞気味。

あっという間に1km通過。
スタートからすでに6分経過。
10kmの関門は50分。
まさかの別大10kmリタイヤ・・・悪夢!?

でもそれは周囲のランナーも同じ事。
自分の周りを走るランナーは大体同じレベルのはず。
徐々にペースが上がってくる。

このあたり、コースはほぼ平坦。微妙に下り。
今回の自分の設定ペースはキロ4分半。
昨年の前橋渋川シティマラソンのときとほぼ同じ。
12月のさのは後半上げたが、今回は関門が厳しいので前半を上げ気味に。
でも突っ込み過ぎれば一昨年のつくばの二の舞。
※今回は1kmごとのラップをとっていません。

5km通過 24分06秒 5kmLAP 24'06(4'49s/km)

スタートロスと渋滞で約1分半の遅れ。
後ろは振り返ってないけど、気分は火のついた導火線が迫ってくる感じ。
ハラハラドキドキ。
いつ追いつかれて爆発するか?

体が温まってきたか、日差しのせいか。
顔に風をあてたくて、サングラスを頭に乗せる。
手袋も外してポーチに入れた。

中央分離帯の向こう側。
折り返してきたトップの選手が通過する。
それを見て少し気合が入る。

給水を取る。
水とスポーツドリンクのエイドは数キロ毎に交互に設置されていた。
ここは水の給水ポイントだった。

昨年の別大では給水カップが足りずに水分補給できないランナーが続出。
給水所でペットボトルの回し飲みという信じがたい状況だったらしい。
エリートランナーはスペシャルが置けるが、一般ランナーは水も飲めない、
ではひどすぎるので、今年から正式に補給物の携帯が認められた。
脱水にも気をつけなくては。

約9km地点。
背の高さほどある大きな三角コーンが中央分離帯部分に置かれている。
「折り返し」
折り返すと左前方に海が見える。
海岸沿いの道路を走っているのだと実感する。

まもなく10km地点。
10km通過 46分37秒 5kmLAP 22'31(4'30s/km)

まずは最初の関門をクリア。

ふと自分が走ってきた中央分離帯の向こう側に目をやる。
すでに全車線に一般車が走っている。
折り返して5分ほどだが、交通規制が解除。

導火線はまだ後ろから迫っている。

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2015年2月 1日 (日)

【大会レポ】第64回別府大分毎日マラソン①

ぐらんどばんです。

別大当日の朝は6時に起床。
宿泊したコモドホテルはビジネスホテルだが、大浴場がある。
体を目覚めさせるために、風呂へと向かった。

風呂はそれほど混んではいなかったが、
会話を聞くと、みんな別大に出場するランナーばかりのようだ。
露天風呂もあったが、昨晩入ったときぬるかったし、
ここで体調崩すといやなので、室内の風呂でカラダを温めた。

7時半に朝食会場へ。
バイキング形式になっており、ここもランナーでいっぱいだ。
7時から開いているのだが、自分が行ったときにはおかずは、ほぼ品切れ。
ごはんは空っぽという状態でタイミングが悪かった。
わずかばかり残っていたおかずを取り、炊き上がったごはんと味噌汁をいただく。
レース途中でトイレに行きたくなると困るので、固形物はこれくらいでちょうどいい。

一旦部屋に戻り、支度をする。
白の上下adidasのウィンドブレーカーの下は、ゼッケンもつけたランパンランシャツ。
ランシャツの下にノースリーブの着圧ウェア。
アームウォーマー、カーフサポーター、滑り止めつきの5本指ソックス。
ランニンググローブはポーチに入れた。
これにキャップとサングラス。
カバン代わりに「ちばアクアラインマラソン」のときのランドリー袋を使い、
中には着替えやカメラ、携帯電話などを入れた。

8時50分ごろにロビーに集合し、みんなで大分駅前のシャトルバス乗り場へ向かった。
メイン会場である「うみたまご」へは9時20分ごろに到着。
うみたまごのオブジェの下や別大の看板前、海の前などいろんなところで記念撮影。
その後は解散。

荷物預けは11時から、選手集合(プレラインナップ)は11時半からなので、それまではヒマなのだ。
カテゴリー3の選手と女子選手には、ちょっとした差別待遇が待っている。

カテゴリー1、2の選手たちにはちゃんとしたビル内の更衣室が与えられるが、
カテゴリー3にはいつもの屋外テントかシャトルバスが与えられる。
このテント、片側空いてる吹きっさらし。
さすがに女子テントは全面貼ってあり、入り口に女性警官が立っていた。

ちなみにカテゴリー1の参加費は5000円、その他は8000円。

屋外テントは、カテゴリー1,2とは道路をはさんで反対側。
明確に線引きされている。
その屋外テントもどこも満席状態だった。
結局テント外のアスファルト上に直に腰を下ろした。
もう着替えは済んでいるので、特にすることはない。

11時。
ウィンドブレーカーも荷物袋に入れて荷物預かりへ。
荷物預かりは自衛隊の車。
これに積み込んでゴール地点まで運んでもらうのだ。
自衛隊のあんちゃんに「がんばってください」と言われた。

ウィンドブレーカーがないので、結構寒い。
お日様が出てくれば結構あたたかいが、かげると途端に寒くなる。
バスに飛び込むが、人はいなくても結構場所取りされていて
なかなか席がない。

荷物預かりの受付終了が11時半なので、それに伴い座席がすいた。
とはいえ、11時半はプレラインナップの時間でもあるので、
のんびりはしていられない。

トイレはほとんど混まないという噂だったが、
プレラインナップの時間にはかなりな行列になっていた。
早めにすませておいてよかった。

カテゴリー3のプレラインナップの場所がわからなくてウロウロする。
それは自分だけじゃなく、割と他のランナーも困っていたようだ。
スタッフジャンパーを着た、女性との雑談に夢中なおじさんに声をかけてみたが、
「マラソンの事はわかりません」と一蹴された。
そして女性との雑談を再開。
ちなみに相手の女性もスタッフジャンパー着てます。
たぶん、この人たちはスタッフのコスプレをした一般人なのだ。
カテゴリー3は色々ガマンしなきゃならない。

ようやくプレラインナップ場所を発見し、列に潜り込む。
厳密にゼッケン番号順に並ぶので場所が決まっているのだ。
自分ははるか後ろ。
約3700人の参加者のうち、自分の後ろには500人もいない。

11時50分ごろ、列が動きだす。
スタート地点に全カテゴリーが集結する。

号砲まであと10分。
(続く)

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